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2022年12月20日 (火)

令和5年3月JRダイヤ改正(その4)

JR各社は、令和5年3月にダイヤ改正を行うことを発表しました。

ダイヤ改正日は令和5年3月18日(土曜日)です。

西日本旅客鉄道(JR西日本)では、以下のように変更されます。

新幹線では、

東海道新幹線内の所要時間短縮により、東京駅から山陽新幹線主要駅までの所要時間を短縮します。また、東京ー高松間(岡山駅で快速「マリンライナー」乗り換え)の平均所要時間を6分短縮します。

山陽新幹線で、臨時「のぞみ」のスジを1本確保することにより、山陽新幹線内で1時間あたり9本とします(「のぞみ」、「みずほ」、「さくら」の合計の本数)。

「さくら547号」が、西明石駅に停車します(9時14分発)。

以下の「みずほ」は、臨時列車として運転します。

みずほ603号:新大阪7時23分→鹿児島中央11時09分
みずほ609号:新大阪15時54分→鹿児島中央19時44分
みずほ611号:新大阪16時54分→鹿児島中央20時44分
みずほ613号:新大阪18時54分→鹿児島中央22時44分
みずほ602号:鹿児島中央7時32分→新大阪11時21分
みずほ604号:鹿児島中央8時32分→新大阪12時21分
みずほ606号:鹿児島中央10時32分→新大阪14時21分
みずほ612号:鹿児島中央18時30分→新大阪22時16分

「ひかり501・502号」の山陽新幹線内を臨時列車化します。

新下関駅始発の「ひかり590号」を新設します(新下関6時11分発)。この列車で新山口駅で10分待つことで、「のぞみ2号」に接続し、東京着10時57分で行くことができます。

「ひかり591号」を新倉敷駅に停車します(新倉敷7時12分発)。
「ひかり592号」のスジは「こだま840号」として運転します(博多発6時21分→広島8時01分→新大阪10時25分)。

新山口行き最終の「こだま869号」を広島行きとして運転します。また広島駅発「こだま787号」新山口行きを設定します(広島22時42分→新山口23時26分)。また、現行の「こだま874号」は「こだま876号」として運転します(博多21時30分→福山23時36分)。

「こだま770号」を廃止します。

上越新幹線の大宮-高崎間で最高速度を275km/hとすることにより、北陸新幹線の所要時間を1~2分短縮します。

金沢-東京間の最速列車は、以下のとおりになります。

かがやき514号:金沢17時57分→東京20時23分(所要時間:2時間26分)
かがやき509号:東京10時24分→金沢12時49分(所要時間:2時間25分)

在来線特急列車では、

大阪駅の地下ホームが完成して、従来大阪駅を通らずに、天王寺から新大阪方面と直通している列車が、大阪駅に停車するようになります。

具体的には、特急「はるか」、「くろしお」が大阪駅に停車するようになります。なお、これと引き換えに、「くろしお」の西九条駅停車が少なくなります。

特急「はるか」の日根野および和泉府中の両駅に停車する列車を増やします。

特急「はまかぜ」は、一部の列車を以下のように変更します。

はまかぜ1号:大阪7時48分→鳥取12時08分
はまかぜ5号:大阪18時04分→豊岡21時04分
はまかぜ2号:城崎温泉7時13分→大阪10時01分
はまかぜ4号:鳥取12時57分→大阪17時05分

大阪発着の「ひだ」1往復を、HC85系に取り替えます。

近畿統括本部

大阪駅の地下ホームが完成する関係で、これまで新大阪発着であった、おおさか東線も、大阪駅に乗り入れるようになります。さらに、直通快速の停車駅にJR淡路駅が追加されます。

奈良線のJR藤森-宇治、新田ー城陽、山城多賀ー玉水の各区間の複線化工事が完了し、同区間内で列車が増発されます。また「みやこ路快速」が対向列車待ち合わせ時間の削減により、奈良ー京都間では従来より5分ほど所要時間が短縮になります。

通勤時間帯に、新快速「Aシート」を連結している列車を増発します。以下の列車が該当します。

新快速2号野洲行き:網干5時45分→大阪7時07分→野洲8時12分
新快速4号野洲行き:網干6時34分→大阪7時53分→野洲9時01分
新快速7号姫路行き:野洲18時28分→大阪19時30分→網干20時54分
新快速9号姫路行き:草津19時36分→大阪20時30分→姫路21時34分
新快速11号姫路行き:草津20時06分→大阪21時00分→姫路22時05分

普通列車等の減便が行われるようです。草津線では、下り始発を36分繰り下げ、柘植行きの終列車を29分繰り上げます。

金沢支社

七尾線の「花嫁のれん」がワンマン運転します。

高山線では、朝間に越中八尾ー速星間に1往復増発します。

中国統括本部

山陽新幹線の運転時刻変更により、新山口発の「スーパーおき」の時刻が変更になります。

スーパーおき2号:新山口8時33分→米子12時44分
スーパーおき4号:新山口13時20分→鳥取18時36分
スーパーおき6号:新山口16時21分→米子20時40分

芸備線で、下り列車を1本増発します(三次18時33分→広島20時16分)。また、日中時間帯を中心に広島ー三次間の普通列車の一部を「みよしライナー」に変更します。三次発広島行き終列車は、現行の三次発21時48分から21時07分に繰り上げになります。

呉線の安浦ー三原間で夕方1往復減便します。

山陽本線岩国ー下関間の普通列車は、一部を除き、基本的にワンマン運転になります。

宇部線全列車と、山陰本線小串ー下関間の全列車をワンマン運転にします。

Sdsc09870

画像は、中国統括本部管内で運用されている227系です。現在、西側では新山口駅までの定期運用があります。今回「一部列車を除き終日ワンマン」とプレスにある「一部列車」とは、227系を使用する列車と考えられます(115系3000番台4両編成はワンマン運転が行われるようです)。

山陽本線の新南陽ー下関間の各駅、および山口線の湯田温泉駅と山口駅でもICOCAが利用可能になります。

岡山支社

岡山駅で、新大阪方面からの「のぞみ」と快速「マリンライナー」の接続を改善します(最大で17分短縮)。

岡山ー福山間で朝間1往復増発します。

岡山発10時25分発倉敷行きを新設します。これに伴って、現行の1717Mと1728Mの糸崎-倉敷間を廃止します。

朝間の岡山-万富間の704Mおよび709Mは、土休日運休になります。

宇野線の茶屋町ー宇野間2往復を廃止します。赤穂線の播州赤穂-長船間は、日中一部減便します。

福塩線で、福山ー府中間1往復減便します。

山陰支社

米子駅で「スーパーおき2号」から「スーパーまつかぜ8号」に6分で接続します。また、「スーパーおき6号」から「スーパーまつかぜ14号」にも7分で接続します。

その他

春頃より、モバイルICOCAが実用化されるようです。JR西日本アプリ「WESTER」と連携するものと思われます。

4月1日より、京阪神エリアの私鉄各社との競合区間は、実際のキロ数で計算した金額よりも割安で運賃が設定されている区間がありましたが、この区間の運賃を値上げするようです。

一部を抜粋すると、

大阪ー神戸:運賃410円から450円に、通勤定期1箇月12530円から13760円になります。
天王寺ー奈良:運賃470円から500円に、通勤定期1箇月14520円から15450円になります。
天王寺ー和歌山:運賃870円から890円に、通勤定期1箇月25930円から26020円になります。

また、大阪ー京都間などのように、6箇月定期運賃のみ値上げする区間もあります(80780円から85320円に値上げ)。

これとは別に、鉄道駅バリアフリー料金制度を活用することにより、大阪の電車特定区間で、運賃を10円、通勤定期1箇月300円を値上げするようです。

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