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2015年5月15日 (金)

予土線に乗車

先日、予土(よど)線に乗車しました。

予土線とは、列車運行上で言えば、宇和島駅と窪川駅を結ぶ四国旅客鉄道(JR四国)の路線です。

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画像は、窪川駅です。この駅から予土線に乗車しました。

窪川(くぼかわ)駅は、昭和26年に国鉄土讃本線の駅として開業しました。昭和38年に延長区間が開業しましたが、中村線という路線名になったため、窪川駅が、土讃線の事実上の終着駅になりました。

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こちらは、JR窪川駅に隣接する、土佐くろしお鉄道の窪川駅です。昭和38年に開業した中村線は、事実上、土讃本線の延長でしたが、中村線という路線名であることから、いわゆる国鉄再建法に基づく第3次特定地方交通線として扱われ、昭和63年4月1日に第3セクター土佐くろしお鉄道として、JR旅客鉄道会社線から経営分離することになりました。

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画像は、窪川駅4番線に停車中の予土線宇和島行きの列車です(キハ323)。キハ32形は昭和62年の国鉄民営化直前に新会社(JR旅客鉄道)の経営基盤が脆弱であると想定された「三島会社」(JR北海道、JR四国、JR九州のこと)向けに、老朽車両の取り替えを名目に製造された気動車の1形式で、キハ32は四国向けに製造された気動車です。ローカル線での運用を前提としているため、製造には、廃車発生品やバスの部品も一部流用されて製造されたようで、ワンマン運転にも対応することを前提に21両が製造されました。

反対側は・・・

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反対側から撮影した車両です。この車両は鉄道ホビートレインという愛称が付いていて、0系新幹線を模した形にしてあります。「日本一遅い新幹線」として、マスコミに登場したことが何度もあります。

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鉄道ホビートレインの車内です。

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鉄道模型が飾ってあるのが見えます。

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窪川寄りの座席の一部を、かつての0系新幹線で使用されていた転換シートに改装してあります。

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ワンマン列車の運賃表です。「鉄道ホビートレイン」のためか、東京・新横浜など東海道新幹線の駅名が入っているのは「演出」のようです。なお、熱海の隣が静岡になっているのは、誤りではなく、昭和39年の東海道新幹線開業当時は、三島駅がなかったためでしょう(東海道新幹線三島駅の開業は昭和44年です)。

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窪川駅4番線に掲示されている案内です。予土線の列車は、定期列車は全列車4番線から発車するようです。「普通列車内にはトイレはありません」と掲示されています。予土線車内での飲み食いには制限がありませんが、予土線にはトイレは設置されていないという前提で利用する必要があるようです。

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列車は窪川駅を発車しました。

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窪川駅場内を過ぎる前に、四国旅客鉄道と土佐くろしお鉄道との会社境界があります。これ以降、土佐くろしお鉄道内に入ります。

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若井(わかい)駅に到着します。若井駅は、昭和38年12月に、国鉄中村線の駅として開業しました。昭和63年4月1日に、四国旅客鉄道中村線から、土佐くろしお鉄道中村線に経営分離することになりました。

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このため、予土線に乗車して窪川-若井間を通過する場合、「青春18きっぷ」や「フルムーン」などのフリーきっぷを使用して乗車する場合は、窪川-若井間の土佐くろしお鉄道の運賃(210円)が別途必要になりますので、ご注意ください。なお、「四国フリーきっぷ」などの窪川-若井間がフリー区間に含まれる特企券で乗車する場合は、追加運賃は不要になります。画像は、窪川駅跨線橋に掲示されていた、土佐くろしお鉄道窪川-若井間乗車する場合の注意書きです。英語表記にも対応しているようです。

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若井駅を発車後、3分後くらいに、川奥(かわおく)信号場を通過します。

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川奥信号場は、昭和49年3月に予土線と中村線の分岐点として開業した信号場です。これにより、予土線が全通しました。なお、営業上の(運賃計算上の)分岐点は若井駅になります。

原則として、中村線の列車は1番線(右側の線路)を通過し、予土線の列車は2番線(左側の線路)を通過します。時刻によっては、川奥信号場で運転停車を行い、反対側から来る列車の待ち合わせを行うこともあります。

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川奥信号場の(予土線側の)場内信号機のところに「土佐くろしお鉄道」と表記してある表示が見えます。ここが土佐くろしお鉄道と四国旅客鉄道の会社境界になります。これ以降はJR四国になります。

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川奥信号場を過ぎて3分くらいで家地川(いえぢがわ)駅に到着します。なお、「71」と表示されているのはキロ程(起点からの距離)です。起点から71kmということになりますが、予土線の起点は北宇和島駅です。本来は、起点から終点に向かうのが下り(宇和島から窪川方面へ)ということになりますが、予土線の運行形態は、予讃線や土讃線に合わせて、宇和島方面の列車を下り列車としています。

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予土線の川奥信号場-江川崎までの区間は、四万十川に多少なりとも並行して敷設されている区間であり、昭和49年に開業した新線区間です。そのため、ローカル線とはいえ、橋梁もそれなりに立派な作りになっていて、トンネルについてもいくつもあり、ある程度の高速運転が可能なように敷設されています(といっても最高速度は85km/hですが・・)。

昭和47年以降に開業したローカル線が全国にいくつかありますが、当時の田中角栄元首相が主導した日本列島改造ブームの影響が多少なりともあるようです。

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土佐大正駅に到着します。予土線最初の列車交換可能駅です。列車に向かって撮影している人があるようです。

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走行中の列車から見た四万十川です。

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土佐大正駅の次の駅である、土佐昭和駅に到着します。ここでも列車に向かって撮影している人々が見えます。なお、土佐昭和駅の次の駅は土佐平成ではありません。

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土佐昭和駅を出ると、左側に四万十川を見ることができます。この先には・・・

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この時期ならではの景色が見えます。川の両岸をたくさんの鯉のぼりが泳いでいるのが見えます。

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少し引いて撮影した画像です。

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半家駅に到着します。これも難読駅の一つになるようです。

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駅名標です。カタカナで表記していなくてよかったと思っている人もいるのでは?

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江川崎(えかわさき)駅に到着します。窪川行きの列車が向こうに見えます。江川崎駅は昭和28年に、当時の宇和島線の終着駅として開業しました。昭和49年に宇和島線を予土線と改称した際に中間駅になりました。

江川崎は、平成25年8月12日に日本最高気温41℃を観測した地域として有名になりました。

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江川崎駅を発車すると、列車の最高速度が65km/hとさらに低速になります。レールも貧弱になり、カーブの箇所は脱線防止レールが付くようになっています。

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吉野生(よしのぶ)駅に到着します。

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吉野生駅では臨時列車「しまんトロッコ2号」の待ち合わせをします。

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予土線の列車には、トイレがないこともあり、トイレ休憩も兼ねているようです。

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松丸駅に到着します。

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松丸駅は、松野町ふれあい交流館との合築駅舎になっており、「森の国ぽっぽ温泉」という温泉施設もあります。営業時間は10時から22時までで、定休日は第2月曜日(この日が休日の場合はその翌日が定休日)です。なお、8月のみ、第1月曜日が定休日になります。入浴料金は510円(高校生以上)です。

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近永(ちかなが)駅に到着します。近永駅は大正3年、宇和島鉄道(のちに国有化して宇和島線になる)の終着駅として開業しました。現行ダイヤでは、宇和島駅からこの駅折り返し列車が設定されています。

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「200」の表示が見えます。これは曲線半径が200mであることを表しています。宇和島線(現:予土線)は、元来軽便鉄道として敷設されたため、線路規格が低く、カーブもきつい区間がいくつもあります。

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伊予宮野下(いよみやのした)駅に到着します。ここでも窪川行き上り列車と列車交換します。

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務田(むでん)駅に到着します。終点宇和島駅まであと2駅です。

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務田から北宇和島までは、6.3kmあります。列車は急勾配や急カーブが連続する箇所を走行するため、務田-北宇和島間で12分15秒かかります(ダイヤ上の時刻)。

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北宇和島駅場内信号機が見えます。ここで予讃線と合流します。

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北宇和島駅です。矢印の部分に「0キロポスト」(起点を現す表示)が見えます。予讃線上り列車が進入するのも見えます。

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予讃線上り列車が停車中です。

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北宇和島駅を発車します。北宇和島-宇和島間は予讃線になります。「296」の数字が見えますが、これは予讃線のキロポストです(予讃線の起点は高松駅)。

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北宇和島駅から3分ほどで、終点の宇和島駅に到着します。

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宇和島駅到着後でも、写真撮影をしている人が何人もいました。

予土線にこのような車両を導入したのは、予土線がJR四国管内では、輸送力が一番少ない路線であり(2番目に少ないのは、予讃線の向井原-伊予大洲)、乗客数を少しでも増やそうと工夫した結果なのかもしれません。

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