消費税率引き上げに伴う運賃・料金改定
JR旅客鉄道各社は、平成26年4月1日から実施される消費税8%化に伴う、運賃・料金改定を国土交通大臣に変更認可申請しました。
JR東日本のサイト内では、「国土交通省に認可申請したものであり、現時点では決定した(認可をいただいた)ものではありません。」としていますが、国交省の意向に沿った変更を行っているものと思われるため、事実上決定したと言ってもよいのではないかと考えられます。
各社プレスは以下のサイトにあります。
JR北海道:http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2013/131212-1.pdf
JR東日本:http://www.jreast.co.jp/consumption-tax/
JR東海:http://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000020348.pdf
JR西日本:http://www.westjr.co.jp/press/article/items/131211_01_tax.pdf
JR四国:http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/13-12-12/01/bessatu.pdf
JR九州:http://www13.jrkyushu.co.jp/NewsReleaseWeb.nsf/a1ed4d49de57a3b049257acc00537891/9a0ec4621c050eaf49257c3f003bd313/$FILE/別紙.pdf
主なものを列挙すると、
ICカード乗車券と、自動券売機等で購入した乗車券で、普通運賃が異なるのは、JR東日本のみになります(Suicaエリア)。なお、定期乗車券については、ICカードと磁気定期とで運賃が異なることはありません。
初乗り運賃は、
JR北海道:170円
JR東日本:140円(SuicaエリアでICカード乗車券を使用する場合、電車特定区間内は133円、その他は144円)
JR東海:140円
JR西日本:140円(電車特定区間内は120円)
JR四国:160円
JR九州:160円
JR東日本では、SuicaエリアでICカード乗車券を使用する場合、券売機等で発券した乗車券よりも低額になるのは、基本的に電車特定区間内であり、その他のエリアでは、ICカード乗車券の方が高額になることがあります。
例:東京-熱海間(東海道線)では、乗車券で1940円、ICカード乗車券で1944円。
千葉から西千葉、千葉から東千葉の場合、乗車券では双方140円ですが、ICカード乗車券の方では、前者は133円(電車特定区間内)になり、後者は144円(幹線運賃)になります。
東海道・山陽新幹線「のぞみ」号に(通常期に)普通車指定席を利用して乗車する場合は、
東京-新大阪:14450円(現行より400円値上げ)
東京-名古屋:11090円(現行より310円値上げ)
東京-岡山:17340円(現行より480円値上げ)
東京-広島:19080円(現行より530円値上げ)
東北新幹線「はやぶさ」号に(通常期に)普通車指定席を利用して乗車する場合は、
東京-新青森:17350円(現行より480円値上げ)
東京-盛岡:14740円(現行より400円値上げ)
東京-仙台:11200円(現行より310円値上げ)
首都圏エリアの普通列車グリーン料金(B)は、以下のように値上げになります。
550円→570円
750円→770円(平日事前料金)、780円(ホリデー事前料金)など
座席指定料金で、510円の場合は、520円になります。
払いもどし手数料で210円の場合は220円に、320円の場合は330円になります。
画像は普通列車「妙高4号」の指定席券です。来年4月以降は520円になるようです。
なお、増税とは直接関係ありませんが、自由席特急券や急行券などの料金券はこれまで有効期間が2日間でしたが(未使用であれば、有効開始日の翌日も使用可能)、平成26年4月1日以降発売分は、有効期間が1日(当日限り)になります。
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