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2012年5月 8日 (火)

寝台特急「あけぼの」に乗車

先日、寝台特急「あけぼの」に乗車しました。

寝台特急「あけぼの」は、定期列車としては上野-青森間を昭和45年10月から運転されている寝台特急列車です。昭和55年に24系客車化され、最大で定期列車3往復運転された時期もありましたが、現在は1往復の運転になっています。いわゆる「ブルートレイン」の生き残りです。

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寝台特急「あけぼの」は上野駅13番線から発車します。上野発の他の寝台特急列車も13番線から発車します。

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上野駅13番線に停車中の寝台特急「あけぼの」です。機関車はEF64 1000番台です。

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人気のある列車(というよりも、今や貴重な列車となった「ブルートレイン」)のためか、撮影者が何人もいるようです。

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平成18年当時の「あけぼの」です。牽引機がEF81になっています。この当時は、全区間EF81で牽引していましたが、平成21年から上野-長岡間はEF64の牽引に変更されています(長岡-青森間はEF81牽引)。

私が乗車した日の編成は以下のとおりでした。

↑青森

    EF 64 1032   [長岡](上野→長岡)
    EF 81 139      [青]  (長岡→青森)
電 カニ   24 112   盛アオ(昭和52年新潟鐵工製造)
⑧ オハネフ 25 117 盛アオ(昭和51年新潟鐵工製造)
⑦ スロネ  24 553  盛アオ(平成3年土崎工場改造)
⑥ オハネ  24 551  盛アオ(平成3年大宮工場改造)
⑤ オハネ  24 554  盛アオ(平成3年大宮工場改造)
④ オハネフ 25 121 盛アオ(昭和51年富士重工製造)
③ オハネ  25 152  盛アオ(昭和51年富士重工製造)
② オハネ  25 213  盛アオ(昭和52年新潟鐵工製造)
① オハネフ 25 202 盛アオ(昭和52年新潟鐵工製造)

↓上野

使用している車両がかなり古いのが分かります。

⑤⑥⑦号車は個室寝台です。⑤⑥号車がB寝台個室(ソロ)、⑦号車がA寝台個室(シングルDX)です。

寝台特急「あけぼの」で、上野-青森間を乗車する場合の運賃・料金の合計は以下のとおりです。

A寝台個室(シングルDX):27000円(乗車券10500円+特急・寝台料金16500円)
B寝台個室(ソロ):19950円(乗車券10500円+特急・寝台料金9450円)
B寝台(上段・下段とも同額):19950円(乗車券10500円+特急・寝台料金9450円)
指定席(ゴロンとシート):14160円(券面に表示されている乗車駅を通常期に乗車する場合)(乗車券10500円+特急料金3660円)

なお、乗車券は片道10500円ですが、往復乗車券の場合は、18900円になります(往復乗車券の場合は、往路と復路の経路が同一である必要がありますので、余り実用的ではないかもしれません)。

列車は21時15分30秒(ダイヤ上の時刻)に上野駅を発車しました。

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画像はスロネ24 553です。昭和48年にオハネ24 31として富士重工で製造されました。平成3年に土崎工場(現在の秋田総合車両センター)でA個室化改造されました。

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スロネ24 553の銘板です。富士重工と表示されている銘板が製造されたときの銘板、土崎工場と表示されている銘板は、B個室化改造されたときの銘板です。盛岡工場と表示されている銘板は、B寝台の2段化改造時の銘板です(種車のオハネ24 31は落成時には3段寝台)。

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A寝台個室(シングルDX)の画像です。ベッドの上に浴衣、毛布、枕、ハンガーがあるのが見えます。

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「あけぼの」のシングルDXには補助ベッド(「←」の箇所)があり、2人でも使用可能です(上下2段ベッドのようになります)。

補助ベッドを使用する場合の寝台料金は9540円です。東京(都区内)から青森まで「あけぼの」のシングルDXを大人2人で利用する場合の運賃・料金の合計は50190円です。

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シングルDXの鍵は、かつてはカードキー方式でしたが、現在はテンキー方式になっています。施錠と解錠の方法が記載されています。

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木のラックの上にアメニティグッズが入った入れ物と、右側に引き出し式の洗面台が見えます。

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洗面台の画像です。自動水栓ではありませんが、温度調節ができ、コップもついています。洗面台の上には鏡が設置されています。

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アメニティグッズの中身です。歯ブラシ、ひげ剃り、石けん、櫛などがあります。アメニティグッズは「シングルDX」利用客のみ、無料で提供されます。

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シングルDXのベッド部分はソファにすることが可能です。その手順が書いてあります。

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ベッドからソファにした画像です。

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画像はオハネ24 554です。昭和48年にオハネ24 17として新潟鐵工所で製造されました。平成3年大宮工場(現在の大宮総合車両センター)でB個室化改造されました。

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画像はB個室ソロの1階部分です。シングルDXよりも明らかに狭いですが、B寝台は一般型と個室(ソロ)は同額のため、割と速く指定が埋まるようです。

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画像はB個室ソロの2階部分です。窓が曲面になっており、車体限界一杯まで有効利用しているようです。手前の部分はベッドになる部分が一部収納されています。構造上このようにしないと、ドアの開け閉めに支障が生じるようです。

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B個室ソロの廊下部分です。他の寝台車両とは異なり、車両中央部が通路になっています。B個室ソロは定員を最大限確保して改造されたため、個室内が狭く感じることがあるようです。画像にもあるとおり、偶数番号が2階部分になっているようです。ソロの1階部分と2階部分との居住性の差は何とも言えませんが、1階部分の方が広く感じるようです。景色を見ることを主とするならば、2階部分を確保するのもよいでしょう。

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B個室ソロの鍵は、テンキー式になっています。

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B寝台の車内です。2段式になっていて、上段に寝具類があるのが見えます。下段側が片付けられていますが、羽後本荘→青森間は立席特急券で乗車できる(羽後本荘からの割り当ては4号車)ためではないかと思われます。なお、立席特急料金は自由席特急料金と同額ですが、扱いは指定席です。

上りの「あけぼの」は指定席特急料金で青森→羽後本荘間を乗車することができます(割り当ては4号車)。

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画像は「ゴロンとシート」の車内です。B寝台と同じですが、寝具類がありません。「ゴロンとシート」の料金は(指定席)特急料金と同額になります。そのため、乗車日により料金が異なります。

マルス発券の際には列車名を「あけぼの(ゴロンと)」とし、設備を「B寝台」にして発券します。

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「ゴロンとシート」の表記です。「ゴロンとシート」には女性専用車もあり、その際のマルス券上の列車名は「あけぼのレディスゴロンと」になります。

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水上駅停車中の画像です。市販の時刻表では通過することになっていますが、運転士交代のために停車します(運転停車)。

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長岡駅停車中の画像です。この駅で機関車交換が行われます(運転停車)。

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6時38分に秋田駅3番線に到着しました。ホームで弁当を販売するようです。「あけぼの」はかつては、秋田-青森間で車内販売がありましたが、現在は車内販売はありません。車掌も秋田駅で交代します。

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車販がないことを知っていると思われる乗客が、弁当を買いあさって(?)いるようです。4分の停車時間中に弁当は売り切れました。

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秋田駅発車数分後に、秋田総合車両センターの脇を通過します。かつては土崎工場と呼ばれていましたが、平成16年から秋田総合車両センターという名称になっています。JR東日本管内では平成16年に(一部を除き)、車両基地は○○車両センター、工場(車両基地を併設している場合を含む)は○○総合車両センターという名称に変更されました。

秋田-青森間は昼行列車としての役割も担っているようです。大館以遠は3号車も立席特急券の割り当てになっています。

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青森駅5番線に到着後の「あけぼの」です。

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しばらくすると、反対側に機関車を連結し、青森車両センターへ回送されます。

寝台特急「あけぼの」は、首都圏と北東北を結ぶ唯一の夜行列車になっています。東北新幹線全線開業を機に廃止されると言う噂もありましたが、現在でも存続しています。

しかし、今後どのようになるかは何とも言えませんが、今となっては貴重な「ブルートレイン」に乗車する機会があってもよいと思います。

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コメント

いつも楽しく拝見しています。
ブルートレイン、久しぶりに乗りたいです。
ン十年前に一度乗ったっきりです。
でも、今となっては施設に対しての割高感は否めませんねぇ。

投稿: univ | 2012年5月 9日 (水) 09時24分

univ様
コメントいただき、ありがとうございました。
確かに設備に対する料金が高すぎる(特にB寝台)と思います。
JR各社もブルートレインの有効活用等をうまくはかればよかったのにと思います。
ブルートレインも北海道新幹線が開業するまでになくなるという可能性もありますので、機会がある限り乗車してみたいと思います。

投稿: SZH | 2012年5月 9日 (水) 12時43分

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