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2011年6月 7日 (火)

肥薩線「しんぺい」に乗車

先日、肥薩線「しんぺい」に乗車しました。

「しんぺい」は肥薩線の吉松(よしまつ)発人吉(ひとよし)行きの普通列車を、観光列車化(専用車両)して、平成16年3月から運転している列車で、「しんぺい」は、当時の鉄道院総裁であった後藤新平(ごとうしんぺい)から採られた愛称名です。下り列車(人吉発吉松行き)の愛称名は当時の逓信大臣であった山縣伊三郎(やまがたいさぶろう)にちなんで「いさぶろう」という愛称名になっています。なお、愛称名そのものは平成8年から使用されています。

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吉松駅です(標高213m)。「肥薩線全線開業100周年」とでていますが、開業時には鹿児島線としての開業です。肥薩線の名称になったのは、昭和になってからです(現在の川内経由の路線を鹿児島本線にしたとき)。

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吉松駅の改札部分の画像です。普通運賃の表示には、吉都線各駅や肥薩線隼人方面の各駅の運賃が掲載されていますが、人吉方面は、人吉と八代のみ掲載されています。

人吉方面の途中駅の普通運賃が掲載されていないのは、それだけ需要がないからでしょうか?

なお、マルス端末はなく、E-POS端末が設置されています(営業時間は6時35分から17時20分)。

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吉松駅の改札横には待合室があり、画像のように畳敷きになっています。

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駅舎の脇には、かつて使用していたSL(C5552:昭和12年汽車製造)が静態保存されています。

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吉松駅は、列車運行上の拠点となる駅で、かつては、吉松機関区や霧島高原鉄道事業部が設置されていました。画像はサボが収納されている場所で、いまでも列車運行上の拠点になっているのが分かります。現在でも鹿児島鉄道事業部(霧島高原鉄道事業部は平成20年に、鹿児島鉄道事業部に統合されました)吉松運輸センターが現業機関として設置されています。

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駅売店の背後に駅弁売り木箱がありました。いまでも使用されているのでしょうか?

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吉松駅で並んでいる「しんぺい」と特急「はやとの風」です。双方とも同型式の車両ですが、一方は普通列車で、もう一方は特急列車です。

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吉松駅で、キハ40の単行列車と並んだところです。

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「いさぶろう」・「しんぺい」用のキハ140-2125です。キハ40 2125として昭和56年に新潟鐵工で製造され、平成4年にエンジン換装されキハ140-2125に改造されました。平成16年に小倉工場で現在のような様式に改造されました。

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キハ140-2125の車体中央部は、このようにガラスを多用しています。

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車内の画像です。普通列車用のため、セミクロスシートにテーブルを設置するなどの改造にとどめています。特急仕様車とは異なり、リクライニングシート化していません。

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「いさぶろう」・「しんぺい」用の自由席の座席です。「通院、高齢者の方の優先席としています。ご協力をお願いします。」と書いてあります。

「いさぶろう」・「しんぺい」は時刻表上では「普通車の一部が指定席」と記載されていますが、自由席は地元の乗客(通院のための乗車や高齢者がほとんどのようです)を優先して着席していただく趣旨で、事前に指定席券を用意して乗車していただくことを推奨しているようです。

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「しんぺい4号」の指定席券です。指定席料金は500円です(閑散期に乗車する場合は300円です)。

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吉松を発車しました。右側に見える線路は、吉都線です。

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車内に用意されていた「日本一の車窓と観光列車の山登り」です。勾配が厳しく、スピードが遅い環境を逆手にとって、ゆっくりと車窓からの眺めを楽しんでいただく一助になります。

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勾配を上がって行くにつれ、このような景色が車窓から見えます。

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真幸(まさき)駅に到着します。この駅で5分停車します。

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真幸駅ホームから撮影した画像です。正面は行き止まりになっています。この駅はスイッチバックの駅のため、逆送して発車します。

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真幸駅舎です(標高380m)。肥薩線唯一の宮崎県内の駅です。無人駅ですが、地元の人たちが出店しています。

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真幸駅内で発売している食品等です。

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ホームにある「幸せの鐘」です。幸せと感じる度合いに応じて鳴らすのが良いとされているようです。

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真幸駅を発車しました。手を振っている人がいるのが見えます。

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真幸駅はスイッチバックの駅です。発車後逆送して、この場所に停車します。右側の線路が吉松側からきた線路です。

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人吉方面には、左側の線路へ進行します。

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右下に、さきほど通った真幸駅が見えます。列車に向かって手を振っている人がいるのが見えます。

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この場所で一旦停車します。案内板があり、撮影をしている人がいるのが確認できます。

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進行方向右側から見える車窓です。この付近は、日本三大車窓とされる場所のうちの一つです(残りは、狩勝峠と姨捨付近です)。

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矢岳駅です(標高536.9m)。肥薩線の駅で最も標高の高い駅です。この駅で6分停車します。

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矢岳駅構内に人吉市SL展示館があります。

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展示館の中にはD51 170(昭和13年日本車輌製造)が静態保存されています。もう一両あった58654(大正11年日立製作所製造)は、現在「SL人吉」の牽引機として復活しています。

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矢岳駅構内にある時刻表です。旧字体が使用されているのが分かります。

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矢岳駅停車中の「しんぺい4号」です。ここからは基本的に下り勾配を降りることになります。

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キハ47-9082の車内にある前方展望ディスプレイです。

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「ループ線」の掲示が見えます。画面中央に大畑(おこば)駅ホームが見えます。

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大畑駅ホームを拡大したところです。このような景色を列車内から見ることができます。大畑駅の配線もよく分かります。

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「ブレーキ」の標識が見えます。動物が線路を横切ることがよくあると思われる標識になっています。

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大畑駅場内に進入するところです。有名な場所のようで、このように撮影者が出ています。

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大畑駅もスイッチバック駅です。一旦引き上げ線に入ります。

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引き上げ線から逆送して、大畑駅に到着します。

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大畑駅停車中の「しんぺい4号」です。この駅で6分停車します。

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大畑駅舎です(標高294.1m)。無人駅ですが、真幸駅と同様に、地元の人が出店していました。

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駅舎内には観光記念(?)に名刺等を貼り付けていく人が多いようです。

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駅舎内の売店表示です。

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地元の食材らしきものが発売されていました。

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大畑駅を発車します。さらに勾配を下って、人吉駅に向かいます。

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まもなく、人吉駅に到着します。右側に見える線路はくまがわ鉄道(元湯前線)です。

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人吉駅到着後の車内の画像です。

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人吉駅(標高106.6m)の改札口の画像です。

「いさぶろう」・「しんぺい」車両は、熊本車両センターに入区するために、肥薩線の上り列車になります(肥薩線の1225Dと1234Dは「いさぶろう」・「しんぺい」車両を間合いで運用します)。

JR九州の観光列車施策は、ある程度うまくいっているようで、どの列車も乗客がそれなりにいるようです。

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